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ベートーヴェン ①交響曲第5番ハ短調op.67「運命」 ②交響曲第8番ヘ長調op.93 指揮:レナード・バーンスタイン ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1977年9月、1978年11月 バーンスタインが指揮者活動の後半、充実した時期を共に過ごしたウィーン・フィルとのライヴ録音。ベートーヴェンの交響曲全集としては1980年度のレコード・アカデミー賞大賞を受賞しています。 第5番は同じウィーン・フィルとの録音ですが、カルロス・クライバーの1974年録音とは対極にある演奏です。クライバーの演奏は中心に向かって凝縮していく印象ですが、バーンスタインの演奏は覇気に満ちて外に向かって発散していくような印象です。同じ曲、同じオケでも「これだけ違う!」と聴き比べるのも楽しいです。 第8番は、ベートーヴェンの交響曲の中では最も規模が小さくユーモアさえ感じさせるような、古典的で小規模な愛らしい作品。バーンスタインの演奏は全集の中でも白眉とも言われた、キリリと引き締まった印象で、ウィーン・フィルの美しさを際立たせています。 バーンスタインとウィーン・フィルによるベートーヴェンを聴いて感じるのは、何よりも響きの美しさ。現代風のテンポの快適さやスマートさ、強大な音量の盛り上げとかの一般受けのする武器を棄てて、ひたすらベートーヴェンの楽譜の奏でる「ソノリティー(鳴り響き)は如何にあるべきか」を、伝統の響きを具現するこのオーケストラで磨き上げているように思えます。多くの楽器が同時に参加するフォルテの合奏音は、下支えとなる内声部の管の音の混じり具合はなどは、文字通り絶妙としか言いようがない美しい響きとなっています。オーケストラのアンサンブルというのは、アインザッツ(音の出だし)や音程の揃いに厳しく向き合うだけと思い込むのは早計と感じさせられる見事な指揮ぶり。かつてどの指揮者からも聴き得なかったハーモニーが随所に表出されており気持ちよく聴き進めることができます。 国内盤、帯無し 6盤面わずかなすれありますが再生問題無し *まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→引き、3枚購入→引き 4枚購入→引き、10点以上は引き
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ベートーヴェン
①交響曲第5番ハ短調op.67「運命」
②交響曲第8番ヘ長調op.93
指揮:レナード・バーンスタイン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1977年9月、1978年11月
バーンスタインが指揮者活動の後半、充実した時期を共に過ごしたウィーン・フィルとのライヴ録音。ベートーヴェンの交響曲全集としては1980年度のレコード・アカデミー賞大賞を受賞しています。
第5番は同じウィーン・フィルとの録音ですが、カルロス・クライバーの1974年録音とは対極にある演奏です。クライバーの演奏は中心に向かって凝縮していく印象ですが、バーンスタインの演奏は覇気に満ちて外に向かって発散していくような印象です。同じ曲、同じオケでも「これだけ違う!」と聴き比べるのも楽しいです。
第8番は、ベートーヴェンの交響曲の中では最も規模が小さくユーモアさえ感じさせるような、古典的で小規模な愛らしい作品。バーンスタインの演奏は全集の中でも白眉とも言われた、キリリと引き締まった印象で、ウィーン・フィルの美しさを際立たせています。
バーンスタインとウィーン・フィルによるベートーヴェンを聴いて感じるのは、何よりも響きの美しさ。現代風のテンポの快適さやスマートさ、強大な音量の盛り上げとかの一般受けのする武器を棄てて、ひたすらベートーヴェンの楽譜の奏でる「ソノリティー(鳴り響き)は如何にあるべきか」を、伝統の響きを具現するこのオーケストラで磨き上げているように思えます。多くの楽器が同時に参加するフォルテの合奏音は、下支えとなる内声部の管の音の混じり具合はなどは、文字通り絶妙としか言いようがない美しい響きとなっています。オーケストラのアンサンブルというのは、アインザッツ(音の出だし)や音程の揃いに厳しく向き合うだけと思い込むのは早計と感じさせられる見事な指揮ぶり。かつてどの指揮者からも聴き得なかったハーモニーが随所に表出されており気持ちよく聴き進めることができます。
国内盤、帯無し 6
盤面わずかなすれありますが再生問題無し
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