【売約済】アファナシェフ/ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》、ピアノ小品

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ムソルグスキー
①組曲「展覧会の絵」
②ピアノ小品
間奏曲〜情熱的な即興曲〜お針子〜瞑想〜夢

ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ)
録音時期:1991年6月3-6日
録音場所:フランクフルト、ドイツ銀行ホール

現代最高の鬼才ピアニストによるムソルグスキーの傑作。
徹底的に遅いテンポで作品に潜む狂気に光を当てた快演。

冒頭のプロムナードは「ちょっとだけ遅いかな?」というテンポで始まりますが、そのあとはもう異様に遅いテンポの連続なので、「こんな演奏ついていけない」と思う方も多いかもしれません。しかし、展覧会に出かけて、その作品を1点ずつ時間をかけて見て回りたいとお考えの方には、このテンポは最適かもしれません。深く作品をえぐってみせる第7曲目の「ビドゥ」や最後の「キエフの大門」は圧巻です。5曲の小品集も、アファナシェフのセンスの良さを感じる逸品です。日本コロンビアの日本人スタッフによるワンポイントマイクでの録音も特筆すべき素晴らしさです。

アファナシエフが作り出してる静謐なる音空間は、まさに古い美術館のほの暗い展示室、他の彼の作品では彼独特の世界感と感じる訳だけれども、この作品に関しては違う、彼だけが作品の意図を正しく解釈しているのであり他のピアニストが読み間違えているとすら思えます。 ホントに理想的な「展覧会の絵」です。

「展覧会の絵」の最大の欠点は指示通りのテンポでは音楽の流れが悪くなることであり、テンポを極端に上げるか下げるかすれば解決する。テンポを上げると流れは良くなりますが、音楽が軽薄になるので(ピアノは特にそれが顕著だ)、逆にあえてテンポを落とし、聴者に思考や想像の余裕を与えて作品の完成度を補完するのが得策だと思います。しかしこのような遅いテンポを採用する奏者は意外に少なく、ピアニストではこのアファナシエフ、指揮者ではチェリビダッケが代表的で、貴重な演奏と言えます。

国内盤(レギュラー盤)【廃盤】帯無し 6
盤面わずかなすれありますが再生問題無し

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カテゴリーCD・DVD・ブルーレイ > CD > クラシック
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